『アパレル販売の未来に不安を抱えている方には是非見て頂きたい会社です。』
代表取締役COO 杉崎陽一(Youichi Sugisaki)

Q. どうしてTakeoffer社を起業されたのですか?
私はもともと大学卒業後、東証一部上場の大手不動産会社の営業マンだったのですが、組織の成功を左右する要素は「人」であると学生時代から体験的にそれを理解していたため人事という仕事をしたいと考えていました。
しかしながら典型的な営業会社だったため人事部は営業が出来ない人が行く場所、というレッテルを貼られ、実際に人事に力は無く営業に疲れた社員の愚痴を聞くだけの部署となっているのが現状でした。不動産営業は完全実力主義社会、週休2日をうたっていましたが実際は月に2日休めれば良い程度、毎朝8時に出勤し、終業は早くて23時、そのまま強制飲み会で午前2時に解散してタクシーで帰宅する日は週の半分という感じでした。
環境としては完全なブラック企業そのものですが、そこで社会人の基本を全て学びました。完全実力主義ですから新人でも売上1位を取れば王様です。新卒3年目で年収1,000万を超えることも可能でした。そのためには1日のスケジュールは全て計画的な能動アクションが基本、常にこれ以上良い手法は無いか、今より良い方法(効率的=楽)は無いのかと寝てる時間以外は頭をフル回転させる癖が付きました。
しかしながら典型的な営業会社だったため人事部は営業が出来ない人が行く場所、というレッテルを貼られ、実際に人事に力は無く営業に疲れた社員の愚痴を聞くだけの部署となっているのが現状でした。不動産営業は完全実力主義社会、週休2日をうたっていましたが実際は月に2日休めれば良い程度、毎朝8時に出勤し、終業は早くて23時、そのまま強制飲み会で午前2時に解散してタクシーで帰宅する日は週の半分という感じでした。
環境としては完全なブラック企業そのものですが、そこで社会人の基本を全て学びました。完全実力主義ですから新人でも売上1位を取れば王様です。新卒3年目で年収1,000万を超えることも可能でした。そのためには1日のスケジュールは全て計画的な能動アクションが基本、常にこれ以上良い手法は無いか、今より良い方法(効率的=楽)は無いのかと寝てる時間以外は頭をフル回転させる癖が付きました。
転職を決意
しかしこのままでは肝心の人事からは遠のく一方ということに気付き、エージェントに「人事になれるなら業界は問わない」という条件で転職活動をした結果、たまたまその中のひとつにメンズのイタリア最高級ラグジュアリーブランドとご縁を頂きました。こうして縁あり晴れてファッション業界に入ったわけですが、待っていたのは驚きの連続でした。社内にはイタリア人も多かったこと、初めての外資系だったこともあり、時間にルーズなのに仕事に厳しく自己主張の激しいイタリア人や、時間きっちりで誰も定時以降オフィスにいない外資系のやり方に驚かされたものです。しかしその中でも群を抜いて衝撃的だったのは現場での経験でした。
転職して感じた事
ラグジュアリーブランドと言えば販売員の最高ランク、最終目標なはずです。百貨店などはフロアに同様のブランドが入っていますから多くのラグジュアリーブランドの販売員を一堂に見える環境です。これは他の業界にはなかなか無いことでしょう。そこで自社も含めて色々な販売員を見ましたが、一言で言えば「レベルが低い」と落胆しました。ここで皆さんに決して誤解して欲しく無いのは「全員レベルが低いわけでは無い」ということです。しかしながら「レベルが低い人の割合が自分のいた不動産業界や(見知り得た)他の業界と比較して多い」という感想を得たのです。手待ち時間におしゃべりばかりの販売員の多さ、またそれ以前に手待ち時間という存在を知りました。前職では1秒も暇な時間が無く、お客様がいない時間は常にお客様を探しにいく時間でした。実は一般的にいう営業と販売という仕事は、お客様がお店に来るか、お客様のもとへ行くかの差しか無いのですがお客様が来るということがこれほどまでに人を受動的にしてしまうのかと気付かされました。売れない理由を「トラフィックが無い」とか「商品が悪い」と言う販売員の方は多いですが、一般的な営業、それもコンサル営業と言われる人たちは「トラフィックは自分で作るもの」、「商品は自分」という感覚があるので主体的であることがシステマティックに付きます。これが決定的な差を生んでいるのだと知りました。また不平等も感じました。アパレルブランド業界はそのビジネスモデル故、利益性が高くありません。そのため頑張って結果を出している人へ充分な報酬を与えることが出来ない一方で、全く頑張っていない、ただ日々をなんとなく過ごしている人との差がそれほどありません。そのため優秀な人材は業界から流出し、そうでない人が残るという風潮は今も大きく変わっていないように感じます。
Q. 代表ご自身が、これまでに一番苦労されたことは何ですか?
やはり経営者の先輩の話を聞いていてもゼロをイチにする作業が一番難しいと言いますが、何も実績が無い創業期に仕事を頂戴する時が大変でした。自分では確実に成功するビジネスモデルを持っていると信じていても、お客様(クライアントブランド)からすれば私は理想論だけ語っていて実績が無い状態なわけです。
初めて契約をしてくれたお客様から頂いた、「実績は無くともあなたの理想を私も信じてみる。」という言葉は今も忘れませんし、その方とは取引していた会社を退職された今も仲良くさせて頂いております。生涯感謝を忘れないようにしたいです。
初めて契約をしてくれたお客様から頂いた、「実績は無くともあなたの理想を私も信じてみる。」という言葉は今も忘れませんし、その方とは取引していた会社を退職された今も仲良くさせて頂いております。生涯感謝を忘れないようにしたいです。
★Takeofferで『働きたい』と考える就職希望者へメッセージを!
アパレル業界の未来に不安や悩みを抱えている方、接客や販売のお仕事をしていて漠然と将来に不安を抱えている方は一度話を聞く価値があると思います。上を目指して働きたい方、上とか目指さなくても良いので自分らしく働きたい方、縁あって弊社の扉を開けてみようという全ての方にとって無駄にならない時間を提供したいと思っています。
大切なのは“誠実であること”、これを何よりも大切にしています。
能力やスキルも必要ですが、これは後から付け加えることができるので、未経験の方も大歓迎です。自分を知り、世の中を知り、今を、これからを生きるために必要なことにチャレンジしましょう!ありがとうございました。
大切なのは“誠実であること”、これを何よりも大切にしています。
能力やスキルも必要ですが、これは後から付け加えることができるので、未経験の方も大歓迎です。自分を知り、世の中を知り、今を、これからを生きるために必要なことにチャレンジしましょう!ありがとうございました。